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勉強しているようにみえて・・・

  • 執筆者の写真: Avalon
    Avalon
  • 7月30日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月31日


こんな仕事をしていると、学校でも塾でも


「うちの子、家で勉強しているはずなのに、全然成績が上がらなくて・・・」


という声をよく聞きます。


お母さん、断言します。


それ、勉強していません。


机に向かっている ⇔ 勉強している


と思っていらっしゃいませんか?



残念ながら、

命題p[机に向かっていること]は、

命題q[勉強していること]に対する、

必要条件でも十分条件でもありません。



ヒトは勉強しなくても、机に向かうことはできるのです(十分性の否定)










「そんなバカな!そんなの時間の無駄じゃん!」


と思われるのも当然です。


私も教育業界に足を突っ込む前には、赤木しげる以外にそんな不合理なことをする人間がいるなどとは夢にもおもっていませんでした。



ところがどっこい、子供たちは時間を無駄に使うことにかけては、皆さん例外なく天才的な手腕を発揮するのです。




長年にわたる私の定点観測に基づく、成績下位者が取る代表的な行動について男女別にまとめてみました:



<男子編>


  • 消しゴムのカスをネリネりする(陶芸部にでも入ればいかがですか?)

  • ネリネりしたものを投げる(塾でやったらブチ怒ります)

  • シャーペンを分解する→結果壊れる(当然の帰結)

  • 壊れたシャーペンの先で爪の間の掃除(拷問希望ですか?)

  • 水をアホみたいにのんで、トイレに行きまくる(3回目くらいでブチ怒ります)

  • ノートの端にイラストを描く(自分も昔やっていたのでしぶしぶ黙認)

  • ただ何もせずボーっと座っている(口から魂が出ている)




<女子編>


  • 延々と漢字の書き取りをする(へんとつくりをバラバラで書く猛者もいます)

  • 延々と教科書にマーカーを引く(令和版墨塗り教科書)

  • 英単語帳を時間無制限で眺める(逆にすごい)

  • 必殺!前髪チェック(手鏡的なものorスマホの自撮りモード)

  • 「作品」のようなノート作り(オリジナルのゆるキャラが沢山登場)

  • ただ何もせずボーっと座っている(口から魂が出ている)

  • 友達と図書館で勉強する!(成績中位~下位に多い)

  • 友達と友達の家で勉強する!(深海魚に多い)





・・・とまあ、このあたりが王道でしょう。


男子のシャーペン分解と女子の前髪チェックに関しては、もはや重要無形民俗文化財にでも指定すれば良いのではないでしょうか?





当塾では、小中学生に関してはシャーペンを禁止にして、鉛筆に統一しようかと考えているくらいです。


タッチペンの影響なのか、ただでさえ握力や筆圧が弱っている子が増えています。


シャーペンを容認し続けると、この傾向がますます助長されそうです。


ただ、鉛筆に統一したらしたで、今度は丸まってもいない鉛筆を削りまくるヤツらが続出することが容易に想像できるので、考えものです。





これらはなにも小・中学生に限った話ではありません。


高校生くらいになると「学校に残って教室で友達と勉強する」子もいます。


友達と勉強するメリットは、たとえば


  • 分からないところを友達に教えてもらえる

  • 一人だとやる気が出ないけど、友達となら勉強する気になる


などいくつかあります。


一方で、友達と勉強するデメリットはただ一つだけです:


  • 決して勉強できない


です。


もし仮に学校に残って勉強したいのであれば、基本的には自習室に籠り、分からないところが出てきたら都度職員室に行って先生に聞く、という勉強法が最も効率的かつ効果的な筈です。


それをしない、したがらない、という時点で何かがオカシイと思ってください。


そもそも分からないところを学校の先生ではなく友達に聞くのは、たとえば病気の時に医者ではなくまじない師のところへ行くようなものです。知らんけど。









逆に机に向かっていなくても、勉強している子はいます(必要性の否定)


たとえば、運動部に所属していて、まとまった勉強時間を取れない子は、移動時間中や学校の休み時間に少しでも勉強時間を確保しようとしています。


一見同じように単語帳を眺めているように見えても、真剣に覚えようとしているかどうかは、教員から見れば一発で分かります。


そういう子は、こちらとしても微力ながらもサポートしたいと思うのが教師心というものでしょう。




あと最近目につくのが


  • 解答の丸写し

  • 丸つけの際に誤答を確信犯的にマルにする


この二点に関しては、古(いにしへ)から子供たちが行ってきた、大人たちへの健気な抵抗ではあるのですが、ここ数年特にひどくなっている印象を受けます。


塾でこれをやっていた場合は、すぐに答えを取り上げて私が採点するようにしています。


ただ、そのレベルの精神性の子は家でも同じ作業を履行しているに違いないので、所詮私の説教など焼け石に水です。


心当たりのあるお母さんは、一度お子さんのワークを抜き打ち検査してあげてください。


特に誤答をマルにしている傾向が多いのは英語です。


I am have not a pen. とか、平気でマルになっていることがしばしばあります。






塾でそういう行為を見つけたら?


それは怒ります。ただ、それの何がダメなのかは塾だけではなく家でも言って聞かせてもらう必要があります。


そもそも何のための勉強か?という本質的な部分が共有されていない可能性があるので、そこから話し合う必要があるかも知れません。


あとは、スマホ・タブレット・テレビ・パソコンなどの電子機器は勉強する場所に持ち込むべきではないですね。


え、勉強に使う?


いいえ、使いません。それらを使わないとできない勉強など、もはや勉強ではありません。


教科書(問題集)とノートと鉛筆で勉強してください。


学力の高い子は、例外なくそうしています。








ではではまた。

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