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  • 執筆者の写真Avalon

立志式@美木中学校


尾道市立美木中学校の立志式で、中学生のみなさんに向けて講話をさせて頂きました。


1.知識と経験

2.勉強と仕事

3.幸福と人生


という3つのテーマについて、それぞれ5分間程度ずつお話させて頂きました。



自分が中学生だった頃のことを思い返すと、こういう式典における来賓挨拶は大体聞いていなかったので、正直行く前は若干不安だったのですが・・・


寒い季節にも関わらず、生徒たちは思いの外真剣に聞いてくれていたので、大変感動しました。


最近の子たちは僕らと違って真面目なのでしょうか・・・(笑)


自分はアドリブで喋れるほど話がうまくないので、原稿を使いました。


最後の1パッセージがこちらになります:

 

昨年の世界幸福度調査で、日本は54位でしたが、多くの国を見てきた私の感覚からするとあり得ないです。


むしろぶっちぎりで一位でもおかしくないと思っています。


幸せとは、他人との比較によって計られるものではなく、本来主観的なものであるはずなんです。


健康で、おいしいごはんが毎日食べられて、毎日学校に行ける、本来はそれだけで既に十分幸せであるはずなんです。


いつの頃からか、わたしたちの周りには、モノや情報が必要以上に溢れるようになり、人生にとって本当に大切なものが見えにくくなってしまっているように感じています。


ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカは、2012年のリオデジャネイロでの国連会議で行った演説の中で「貧しい人とは少ししかもっていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ」と言いました。


もし、皆さんが、この先の長い人生の中で、選択すべき道に迷った時、辛くてどうしていいのか分からなくなってしまった時には、周りの言うことをうのみにせず、是非一度立ち止まって、幸せという観点から人生を見つめなおしてみてください。


自分自身の頭で「幸せとは何か」をしっかりと考えてください。本当に大切なことは、それほど多くないことに気付くはずです。


皆さんのこれからの人生が、豊かで実り多きものになるよう、心から願っております。


(引用終わり)





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