【プリント有り】中学英語反復練習プリント
いわゆる「英語難民」がこの1~2年急増しています。
教科書が大改訂(難化)された矢先に、コロナ禍による休校が実施された為、もともと死に体だった公立中学の英語教育は、事実上とどめを刺された感が否めません。
「定期テストの平均点が30点代だった」「クラスの半分以上が50点未満だった」などなど、現場からは数多くの悲鳴が寄せられています。
英語難民となってしまった子に「英語の何が分からない?」と尋ねると、ほぼ例外なく
単語が分からない(読めない・書けない)
文法が分からない(品詞の役割が理解できない)
発音が分からない(綴りを見ても読み方が分からない)
という三重苦に苦しんでおり、文字通り何が何やらさっぱり分からない状態に陥っ
ています。
英語難民が急増している原因は、教科書の作りにもあるのではないかと、にらんでいます。
本文で使われている英文があまりにも「自然」すぎるのです。
ネイティブが普段使いしている「自然な」言い回しに固執するあまり、第二言語学習者にとって不可欠な、体系的文法が置き去りにされてしまっている印象を受けます。
大人向けの参考書であればいざ知らず、日本語の語彙もままならない12~13歳の子供が初めて学ぶには、多少不自然であっても、もう少し簡単な構造の英文の習得から入るべきなのではないかと強く感じています。
中学一年生の一学期中間、一学期期末、二学期期末の3回の内、一度でも50点に届かなかった回がある人は、代名詞や語順など、基礎的な文法がきちんと整理されて頭に入っているかを確認した方がいいです。
そして、それを確認するためのプリントを作りました。
英語学習の嫌になるポイントの一つは、スペルの分からない単語が次々と出現して、全然問題が進まないというものです。
特に数学・算数ができるのに英語が苦手という子にその傾向が強いです。
ですので、作成したプリントは、最低限の語彙数で文法構造のみを頭に叩き込めるように工夫しました。
代名詞、冠詞、be動詞、第一助動詞do、否定語not、yes、noを除けば、使われている単語はstudent、teacher、dog、cat、ball、have、knowの7語だけです。
全部で7枚あります。内容はbe動詞、一般動詞の現在形までです。
塾や英会話教室に行っていない子でも、これならば一人でできると思いますので、よろしければダウンロードしてお使いください↓↓
これから英語を学ぶ小学生にもオススメです。
枠が小さいので、小学生がやる場合には、A4サイズではなくB4かA3で出してあげた方がいいかも知れません。
次のバージョン(過去形・助動詞)は作成中です。
出来次第またアップロード致しますが、動詞の過去形に進む前に、こちらで不規則変化動詞の活用を暗記されることをお勧めします。
英語難民が一人でも少なくなることを心から祈っています。
