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受験生向け:紛らわしい英単語一覧

更新日:2020年9月10日


英語長文を読む際、一つ一つの単語の意味を正確に知ることは非常に大切です。


一方で、英語は A~Z の26文字しかない為に、似たようなスペルの英単語が非常に沢山存在します。


中には、カタカナだとまったく同じ表記になってしまうものもあり、紛らわしいことこの上ありません。


英語長文の中で、キーとなる単語の意味を間違って捉えてしまったばっかりに、自分で勝手に物語を作ってしまっていた、なんてことは避けたいものです。


以下では、大学入試の英語長文で比較的よく目にする、スペルが似た英単語を集めてみました。


breed(~を育てる) / bleed(出血する)


この二つの面倒臭いところは、過去形・過去分詞形も同じような活用をするところです:


  • breed - bred - bred

  • bleed - bled - bled


bredはbread(パン)と同じ発音になりますので、リスニングの際には気を付けること!


ちなみに、born and bredで「生粋の」「はえぬきの」「生まれも育ちも」という意味がありますが、初めて聞いた時にはbone and bread(骨とパン??)と混乱した記憶があります笑


breedには(可算)名詞で、品種・種族という意味もあります。


例)Shepherd is a breed which was developed by human.


bleedには(可算)名詞で、出血という意味があります。


have a bleed で「出血する」ですね。


bloodが「血」という意味ですので、bleedの2文字目がbloodと同じlであると覚えておくとよいでしょう。


except(~以外は) / expect(~を予期する)


この二つは、品詞(exceptは前置詞、expectは動詞)も違いますので、よく読めば間違えることはないと思いますが、速読時はうっかり取り違える場合がありますので注意しましょう。


両者はアナグラム(文字の入替え)になっています。




grow(育つ、~を栽培する) / glow(輝く)



grとglで始まるスペルが似た単語は非常に多いです。



混同されがちなgrとglの単語をいくつか挙げてみましょう:

  • glass(ガラス) / grass(草)

  • glace(【形】光沢のある) / grace(礼儀正しさ)

  • grocery(食料雑貨) / glossary(用語辞典)

  • grammar(文法) / glamour(魅力・華やかさ)

  • grand(壮大な) / grant(~を聞き入れる) / gland(~腺)

  • glue(のり) / grew(growの過去形)


以下の法則は全ての単語に100%当てはまるわけではありませんが、

  • gr- 大地系列(地面に根付いているイメージ)

  • gl- 天空系列(天に輝いているイメージ)

と分けて考えると覚えやすいかも知れません。


擬音語で表すと、grはぐりぐり・グラグラglはギラギラといった感じになると思います。


大地系列で言うと、ground(地面)、gravity(重力)、grind(石臼などで~を粉にする)、grave(墓)などでしょうか。


天空系列ですと、glory(栄光)、glare(ぎらぎら光る)、glitter(点滅する)などがありますね。



◇  ◇  ◇



ちなみに、上で出てきた単語の中の"grand"には名詞で「1000ドル(ポンド)」という意味がありますので、注意してください。


five grands = 5,000ドル


また、grantには可算名詞で「助成金・補助金」という意味があります。


glandは医学用語ですので、長文に出てくる場合には通常通釈が付くはずです。


たとえばthyroid glandは「甲状腺」という意味になります。


例)I received five grands from the government as a grant for the treatment of my thyroid gland disease.





flow(流れる・流れ) / flaw(【可算】欠陥・不備)


flawには、可算名詞で「一陣の風」「突風」という意味もあります。


flawlessという単語は欠陥がない⇒「完璧な≒perfect」という意味になります。


ちなみにfl-で始まる単語の多くは、ハタハタ、ヒラヒラのように風に煽られて飛んでいるイメージ、または流体が高いところから低いところに重力のなすがままに流されているイメージを想起させます。


fl-とfr-で、紛らわしい単語もいくつか挙げておきます。

  • flight(飛行) / fright(恐怖)

  • free(自由な) / flee(逃げる) / flea(ノミ)

  • fly(飛ぶ・蠅) / fry(~を油で炒める)


fleeは「飛んで逃げる」というのが原義で、実はflyと同語源になります。


flee - fled - fled という不規則変化をします。


fleeとfleaの発音は同じです。


また、いわゆる日本語でいうところのフリマ:フリーマーケットはflea market(蚤の市)であり、経済学におけるfree market(自由市場)とは異なりますので、こちらも注意してください。


例)He is planning to flee from the country to seek for a place which is free from fleas.




low(低い) / law(法律) / row(列) / raw(生の)


この4つ、どの言葉も受験では頻出ですので、きっちり使い分けられるようになってください。


rowには他動詞または自動詞で(船などを)漕ぐという意味もあります。


同じくrowには可算名詞で「大喧嘩」「内輪もめ」という意味もありますが、この意味で使われる場合、発音が - ラゥ - となり、「列」「漕ぐ」の - ロゥ - とは異なりますので注意すること。



◇  ◇  ◇



rowを「列」の意味で用いる場合には通常「横並び」が意識されます。たとえばエクセルなどの表計算ソフトにおいて、横並びの列(1,2,3・・・)のことはrow、縦並びの列(A,B,C・・・)はcolumnと表現されます。


in a row「連続して、一列になって」という表現は受験生であれば同意語のconsecutive(連続して)と合わせて知っておきたい表現です。


例)Two students rowed a boat three days in a row (three consecutive days) and now they are having a row with each other.


ところで、人の行列のことは、rowではなくlineまたはqueue(キューと発音します)を使います。


queueが出たのでついでに。。。queue(行列、並ぶ)とcue(合図、合図を出す)は、音が似ているのでリスニングの時に注意すること。



◇  ◇  ◇



lower(~を下げる)とlawyer(弁護士)もちょっと紛らわしいですね。


例)The lawyer told the death row inmate to lower his voice.

訳)その弁護士はその死刑囚(死刑監房に収容されている囚人)に声を小さくするように言った。


brush(ブラシ) / blush(赤面する)


brushは名詞で使われる以外に、他動詞で「~にブラシをかける」という意味があります。brush one's teeth「歯を磨く」は有名な表現ですね。


br-とbl-のコンビも沢山ありますので、いくつか例を挙げておきますね:

  • breach(違反、~に穴を開ける) / bleach(漂白、~を漂白する)

  • bloom(花、開花する) / broom(ほうき)

  • blow(風などが吹く) / brow(額、まゆ)

browは- ブラゥ - のように発音します。眉毛のことはeye browと言います。



adapt(~に適合させる) / adopt(~を採用する) / adept(【形】熟練した)


「adapt」は、ad(~に向かう≒to) + apt(適切な)で「適切な状態に向かう」ので「適合させる」となります。 


aptという単語は「適切な、~しがちな」という意味の形容詞で、高校では


be apt to ≒ tend to


という熟語で習う人も多いと思います。


ですので、adaptとaptの二つは同語源の単語になります。


adaptを他動詞的に用いる場合には、しばしば受け身でbe adapted for~のように使われます。またadapt oneself to~で「~に自身を順応させる」という使い方もできますし、adapt to~で、「~になじむ」ということもできます。



◇  ◇  ◇



一方、「adopt」は、ad(~に向かう≒to)+ opt(選ぶ)で「選ぶ方向に向かう」ので「採用する」となります。


「opt」という単語は、「選ぶ、選択する≒choose」という意味の動詞です。optの名詞形はoption(オプション)ですが、これは「選択肢」という意味ですね。


adoptは「~を養子、養女にする」の意味でも使われます。ペットに使うと「里親になる、里親を引き受ける」という意味になりますね。



少し語源的な説明になってしまいますが、adaptは「適切な方へ向かう⇒適合させる」、adoptは「一つ(人)の選択肢(オプション)へ向かう⇒~を採用する、~を養子にする」と考えれば、覚えやすいのではないでしょうか?


◇  ◇  ◇


ちなみにadeptですが、形容詞以外に名詞の意味もあり、この場合は「達人、名人」という意味になります。


例)The adopted cat soon adapted to a new environment thanks to the devotion by an adept animal trainer.



collect(~を集める) / correct(~を訂正する)


correctは形容詞で「正しい」「適切な」という意味があります。


名詞形はcollection(収集(物))とcorrection(訂正)ですね。


覚え方ですが、collectはlが入っていますので(エル⇒得る⇒集める)と考えると間違えることはないでしょう。


ちなみに、日常的によく使われている英単語O.K.(オーケー・オッケー)は、「大丈夫」や「問題ナシ」などさまざまな意味を持つ便利な言葉ですが、これは元々は「All Correct(全て正しい)」を表わす略語として書かれていたそうです。(なぜA.C.ではなくO.K.になったのかには面白い話がありますが、長くなるのでここでは紹介しません)



crash(衝突する) / crush(潰す) / clash(対立する)


この3つの使い分けは難易度高めです。



crashは基本的に物理的な破壊を伴う衝突です。


動詞、名詞両方で使います。


car crash : 自動車の衝突事故

plane crash : 飛行機の墜落事故


例外もあり、パソコンなどが突然動かなくなる時もcrashを使います。


例)My computer crashed last night.



◇  ◇  ◇



次にcrushですが、何かを大きな力で押しつぶしたり、砕いたりという時に使います。


擬音語でいうと、クシャッとかグチャッといった感じでしょうか?


何かを押しつぶすこと、粉砕された状態を指します。押しつぶす、砕くといった訳です。


buzz-crusher は場を白けさせる人のことを言いますが、その場の盛り上がりをクシャクシャにしてしまうイメージでしょうか?ちなみにネタバレ(する人)のことは spoiler と言いますね。



◇  ◇  ◇



最後にclashですが、これは上の二つと違い物理的な破壊を伴わない衝突や対立を言います。


イメージですが、二つの剣が正面からぶつかる感じ、音で言うとガッキーン!みたいな感じでしょうか?


同じくらいの勢力がお互い拮抗してにらみ合っているような状態が想起されます。



◇  ◇  ◇



覚え方ですが、私は次のようにして覚えました:


crash ⇒ ash は灰なので、(少し不謹慎かも知れませんが)事故で車や飛行機が灰になってしまう様をイメージしました


crush ⇒ rushは